三年ぶりくらいに来た根室の春国岱(しゅんくにたい)
春国岱原生野鳥公園 ネイチャーセンター前にある林の中の野鳥コースを歩いてみました。
早朝から晴れて気温が高めで風がちょっと吹いているので野鳥探しの条件としてはよくありません。。。

センダイムシクイの幼鳥でしょうか？

久々に出会えたオオアカゲラ

林のコースの途中で砂州が見渡せる場所があります。
アオサギが飛んでいくのを確認

今度はオジロワシが飛んでいった

野鳥コースでは他に野鳥の姿を見つけられなかったので、砂州にある木道へ。

アオサギの集団。下記画像だけで70羽程度。

他の場所にもいますので、100羽以上がこの場所に集まっているようです。

オジロワシは本来冬鳥なのですが、一部の個体は留鳥になっています。

停まっている時の存在感も素晴らしいですが、飛んでいる姿はいつみてもカッコいい！

なぜか草食動物のエゾシカもやってきました

北海道の観光地に欠かせないのがキタキツネ
このあと、楽しめない現実が起きます・・・

観光客が餌を与えるので人馴れしてるキタキツネが観光地に多いのは北海道あるあるなのですが、キタキツネはエキノコックスという寄生虫を持っており、キタキツネの糞尿から人間に感染します。感染すると発症するのが10年位先で治療しないと死に至るという恐ろしい感染症なのです。しかし、人馴れしたキタキツネは多いのです。
本来は人間を見ると一定の距離を保ちながら逃げていくのですが・・・

大量の魚をゲットしていて頼もしいシーンです。しかし、とても残念ですがこの個体も人馴れしているようです。木道にオレが居ても臆することなく近づいてきました・・・
近寄ってきたのをしゃがんで撮りましたが、レンズを向けても警戒する素振りなし。そのまま木道から下へ降りて私を避けていくのでした。

私のすぐ横を通っていきましたので、ドアップで撮影。グロい魚もいますね(^_^;)
そして、ビックリが続きます。このキタキツネさん、後ろ姿をみるとシッポが2本！?

木道の先は砂州にあるアカエゾマツやミズナラ、トドマツなどの森林なので、そこで営巣しているものと思われます。小ギツネが待っているのでしょうか…

季節を問わず、北海道にはたくさんの観光客が来てくれてます。しかし、エキノコックスやヒグマの恐ろしさを知らないために、餌を与えたりゴミを野外に放置したりすることで、本来なら臆病な野生生物たちが人間との距離が近くなり、様々な問題が発生してしまうのです。
ヒグマが家畜の牛や外で飼っている犬を襲っているという事件や道路に飛び出してたヒグマとの衝突事故など、これまでにないことが北海道では起きているのです。

事件事故が起きる原因が人間にあるのに、事件事故があると被害の拡大をさせないために駆除されてしまうのです。そんな悲しい事にならないために、ゴミは持ち帰ること、餌を与えないといったルールの遵守をお願いします。